「奈良」大和高田市の糖尿病内科・甲状腺『ましたに内科クリニック』です。1型糖尿病(インスリンポンプ、CGM・持続血糖測定器)、2型糖尿病、妊娠糖尿病の診療や下垂体、高血圧、脂質異常症などにも対応します。

スタッフ紹介

院長紹介

院長写真

院長

増谷 剛(ましたに つよし)

[ 所属学会・資格 ]
  • 医学博士(金沢大学)
  • 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・研修指導医
  • 日本糖尿病学会 専門医・指導医
  • 日本内分泌学会内分泌代謝科(内科)専門医
  • 内分泌代謝・糖尿病内科領域 専門研修指導医

開院のご挨拶

 私は奈良県で生まれ、大阪教育大学附属平野中学校、附属高等学校平野校舎、大阪予備校(1年間)を経て金沢大学医学部に進学しました。卒業後は深い理由もなく金沢大学脳神経外科に入局し脳梗塞、脳出血などの脳卒中、下垂体腫瘍、脊椎脊髄疾患を中心に診療していました。医師になって5年目、脳卒中の内科的、外科的治療に明け暮れた生活を送っていましたが、脳卒中は一度発症すると元の状態に戻ることはほとんどなく、発症後よりも発症前の予防、治療の方が個人的には重要ではないか、自分は「脳卒中にだけはなりたくない」と感じるようになり、脳卒中予防を本気で学ぶため内科に転科することを決心しました。
 脳神経外科専門医を取得した後、地元である奈良県立医科大学第3内科(消化器・内分泌代謝内科)福井博教授のもとで内科の勉強を始めました。ところが、第3内科≒消化器内科で、半分嫌々、肝疾患を中心に癌の治療や上部消化管内視鏡や腹部超音波などの検査について学びました。知らぬ間に基本的な消化器疾患の診療ができるようになり、今となれば大変大きな財産になっています。
 本格的に糖尿病、内分泌代謝疾患を学んだのは天理よろづ相談所病院です。当時、部長であった石井均先生と出会い、糖尿病について医学的な観点はもちろんのこと、患者さんの生活の質(QOL)を重視した医療学という学問に携わることができました。以後、天理で4年半、奈良医大糖尿病学講座で5年半、計10年もの間、石井均先生と一緒に仕事をさせていただくことができたことは本当に光栄に思っています。また、第3内科吉治仁志教授のお計らいで、奈良医大第3内科に紹介される内分泌代謝疾患の新患患者さんのほとんどを対応させていただいたことも大きな自信になりました。
 今後は天理よろづ相談所病院内分泌内科や奈良医大第3内科という大きな看板の下で行っていた我々のチーム医療を地域で展開し、脳神経外科専門医、糖尿病、内分泌代謝、総合内科専門医として健康状態の維持を目指した医療に力を入れ健康寿命の延伸を目標とし微力ながら地域社会に貢献したいと考えています。
「健康の維持を目指した専門的医療」をスローガンに日々努力してまいります。体調のことで気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

院長 増谷 剛

5周年のご挨拶

 2019年5月「専門性の高い糖尿病治療を身近な場所で展開すること」を目指して開院し、早いもので5年が経ちました。コロナ渦の中にも関わらず、多くの方々に受診していただき感謝申し上げます。
改めて当院の特徴を挙げてみます。

①1型糖尿病

 開院時にフリースタイルリブレが発売され血液を用いて血糖値を測定する頻度が劇的に減少し患者さんの負担が減りました。DexcomG6が登場しスマホやアップルウォッチに持続的に血糖値(正確には皮下のグルコース濃度)が表示できるようになりました。リブレはリブレ2にDexcomG6はDexcomG7に進化しさらに患者さんの負担が減りました。革新的な変化はインスリンポンプの進化です。Minimed670Gから770Gになりさらに昨年12月780Gへと進化しました。この機器は自動的にインスリンを注入、停止することで低血糖、高血糖なく、また人が行うことの大半を機器が行ってくれるものでもはや血糖管理のために難しいことを考えなくてもよくなってきました。当院ではこれら最新の医療機器をいち早く導入し常に最先端の1型糖尿病診療を行えるような体制にしております。

②2型糖尿病

 2型糖尿病に関しては多くの薬剤が存在し薬剤選択が大変難しくなってきました。当院ではインスリン分泌能、食事内容、肝機能、腎機能などを見ながら最適の治療を提供しています。2型糖尿病でも上記、持続血糖測定器の進化により血液で測定していた時代よりもより柔軟な治療、すなわち無理な食事制限ではなく生活習慣に合わせた治療が行えるようになりました。さらに昨年発売されたマンジャロは糖尿病診断初期の患者さんにとってもはや糖尿病を治してくれる夢のような治療効果が得られます。当院では発売初期から積極的に使用しており数多くの使用実績があり効果や副作用の経験も豊富ですので安心して新しい治療を提供できると考えております。

③甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍、亜急性甲状腺炎など)

 奈良県内には内分泌内科の専門医、指導医の数が他府県に比して極めて少ないためか、県内外から甲状腺の専門的な治療を求められ多くの患者さんが受診されています。当院では受診日に甲状腺機能検査、甲状腺超音波検査を施行できる体制を整えております。受付から会計まで1時間30分以内と大病院に比して短時間で診療できるよう心がけています。

④高血圧

 高血圧の患者さんも多く受診されます。若い患者さんの高血圧では二次性高血圧(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、腎血管性高血圧、甲状腺疾患など)に注意しながら治療を行っています。当院の高血圧診療の特徴はPHR(パーソナルヘルスレコード)であるシンクヘルスを使用していることです。患者さんは自宅で血圧を測定しシンクヘルスに入力するとクリニックのPC、タブレットで値を確認することができます。例えば、夏になり血圧が下がってきて内服を継続するかどうか悩んだ場合、通常であれば病院に受診して指示を仰ぐところ当院ではシンクヘルスもしくは公式LINEにて連絡をしていただき入力された血圧を確認、アプリで内服を継続するか中断するかの指示を行います。PHRを使用することで患者さんの受診間隔を延長し頻回な受診を減らし医療費の負担を減らすよう工夫しています。

⑤脂質異常症

 健診異常でも多いのが高コレステロール血症(LDLコレステロール高値)です。内服治療で簡単にコレステロールは低下しますが、最新のガイドラインでは久山町リスクスコアを参考に治療適応について考慮しますが、健診異常で受診される女性の高コレステロール血症の大半は内服治療が不要ではないかと思われます。当院では高コレステロール血症に対しては本当に内服治療が必要かどうかをきちんと判断し患者さんと相談しながら治療選択を行うよう注意しています。

 注)今後、健診異常で発見された女性の高コレステロール血症について早期治療介入が心血管イベントの抑制効果があるのかどうかの検証が行われると期待しています。

⑥新型コロナ感染症などの急性期疾患

 開院当初はインフルエンザをはじめとした感冒、長く続く咳などの診療も積極的に行っていましたが、専門医療を必要とする予約患者さんの増加にともない急性期疾患の診療する時間的余裕がなくなり現在では新患の急性期疾患の患者さんを対面で診療することはほぼ不可能な状態となってしまいました。そのため地域のニーズに貢献できているとは言えないクリニックとなってしまいましたが地域で必要な専門医療のニーズにもっと貢献していこうと努力していこうと考えています。

令和6年 5月7日 ましたに内科クリニック
院長 増谷 剛

経 歴

1999年3月 金沢大学医学部 卒業
1999年4月 金沢大学医学部付属病院 脳神経外科
2003年6月 金沢大学大学院医学研究科 博士課程 修了
2003年7月 横浜栄共済病院 脳神経外科
2005年4月 金沢大学医学部付属病院 脳神経外科
2006年4月 奈良県立医科大学 消化器・内分泌代謝内科
2009年4月 天理よろづ相談所病院 内分泌内科
2013年9月 奈良県立医科大学 消化器・内分泌代謝内科
2013年11月 奈良県立医科大学糖尿病学講座兼任
2019年5月 ましたに内科クリニック開院

主な業績

  • Association of proton pump inhibitor use with the risk of the development or progression of albuminuria among Japanese patients with diabetes: A prospective cohort study [Diabetes Distress and Care Registry at Tenri (DDCRT 16)].
    Hayashino Y, Okamura S, Mashitani T, Tsujii S, Ishii H; Diabetes Distress and Care Registry at Tenri Study Group.
    Diabetes Res Clin Pract. 2018 Apr;138:1-7.
  • Glycogenic Hepatopathy in Type 1 Diabetes Mellitus.
    Asada S, Kawaratani H, Mashitani T, Kaya D, Nishigori M, Kubo T, Sawada Y, Fujinaga Y, Kaji K, Kitade M, Namisaki T, Moriya K, Mitoro A, Yoshiji H.
    Intern Med. 2018 Apr 15;57(8):1087-1092.
  • Association between dipstick hematuria and decline in estimated glomerular filtration rate among Japanese patients with type 2 diabetes: A prospective cohort study [Diabetes Distress and Care Registry at Tenri (DDCRT 14)].
    Mashitani T, Hayashino Y, Okamura S, Kitatani M, Furuya M, Iburi T, Tsujii S, Ishii H; Diabetes Distress and Care Registry at Tenri Study Group.
    J Diabetes Complications. 2017 Jul;31(7):1079-1084.
  • Efficacy of alogliptin in preventing non-alcoholic fatty liver disease progression in patients with type 2 diabetes.
    Mashitani T, Noguchi R, Okura Y, Namisaki T, Mitoro A, Ishii H, Nakatani T, Kikuchi E, Moriyasu H, Matsumoto M, Sato S, An T, Morita H, Aizawa S, Tokuoka Y, Ishikawa M, Matsumura Y, Ohira H, Kogure A, Noguchi K, Yoshiji H.
    Biomed Rep. 2016 Feb;4(2):183-187.
  • Diabetes treatment-related quality of life is associated with levels of self-care activities in insulin injection among Japanese patients with type 2 diabetes: Diabetes Distress and Care Registry at Tenri (DDCRT 8).
    Mashitani T, Hayashino Y, Okamura S, Kitatani M, Furuya M, Iburi T, Kuwata H, Tsujii S, Ishii H.
    Acta Diabetol. 2015 Aug;52(4):639-47.
  • Serum high-sensitivity C-reactive protein levels are associated with high risk of development, not progression, of diabetic nephropathy among Japanese type 2 diabetic patients: a prospective cohort study (Diabetes Distress and Care Registry at Tenri [DDCRT7]).
    Hayashino Y, Mashitani T, Tsujii S, Ishii H; Diabetes Distress and Care Registry at Tenri Study Group.
    Diabetes Care. 2014 Nov;37(11):2947-52.
  • Elevated levels of hs-CRP are associated with high prevalence of depression in japanese patients with type 2 diabetes: the Diabetes Distress and Care Registry at Tenri (DDCRT 6).
    Hayashino Y, Mashitani T, Tsujii S, Ishii H; Diabetes Distress and Care Registry at Tenri Study Group.
    Diabetes Care. 2014 Sep;37(9):2459-65.
  • Correlations between serum bilirubin levels and diabetic nephropathy progression among Japanese type 2 diabetic patients: a prospective cohort study (Diabetes Distress and Care Registry at Tenri [DDCRT 5]).
    Mashitani T, Hayashino Y, Okamura S, Tsujii S, Ishii H.
    Diabetes Care. 2014;37(1):252-8.
  • Patient-reported adherence to insulin regimen is associated with glycemic control among Japanese patients with type 2 diabetes: Diabetes Distress and Care Registry at Tenri (DDCRT 3).
    Mashitani T, Hayashino Y, Okamura S, Kitatani M, Furuya M, Matsunaga S, Kuwata H, Tsujii S, Ishii H.
    Diabetes Res Clin Pract. 2013 May;100(2):189-94.
  • Development of hepatocellular carcinoma in a patient 13 years after sustained virological response to interferon against chronic hepatitis C: a case report.
    Mashitani T, Yoshiji H, Yamazaki M, Ikenaka Y, Noguchi R, Ishikawa M, Kawaratani H, Matsuo N, Uemura M, Yamao J, Fujimoto M, Mitoro A, Toyohara M, Yoshida M, Sawai M, Morioka C, Tsujimoto T, Kitade M, Kaji K, Aihara Y, Fukui H.
    Cases J. 2009 Jan 7;2(1):18.

スタッフ紹介

吉田さん写真

看護師

吉田 直子

[ 所属学会・資格 ]
  • 日本糖尿病療養指導士
  • 日本看護協会 糖尿病看護認定看護師取得
  • 日本看護学会
  • 日本糖尿病教育・看護学会
  • 日本看護研究学会
  • 日本糖尿病医療学学会
[ 経 歴 ]
  • 2005年4月 奈良県立医科大学附属病院 循環器腎臓代謝内科病棟
  • 2015年4月 奈良県立医科大学附属病院 糖尿病センター外来

健康で充実した生活とは、なんでしょうか?
わたし達は、みなさまそれぞれの健康で充実した生活をサポートしたいと思っています。
身近で受けられる先進医療と、みなさまに寄り添うハートでお待ちしています。
生活に合わせた糖尿病治療のカタチを一緒に考えませんか?

菊田さん写真

臨床検査技師

菊田 多恵子

[ 所属学会・資格 ]
  • 日本臨床衛生検査技師学会
  • 日本超音波医学会
  • 日本臨床検査同学院二級臨床検査士(呼吸生理学、循環生理学)
  • 日本超音波医学会認定超音波検査士(消化器、循環器、泌尿器、血管)
[ 経 歴 ]
  • 1981~2019年 天理よろづ相談所病院 臨床検査部勤務

天理よろづ相談所病院で臨床検査技師として38年間勤務し、主に超音波検査に従事してまいりました。
院長がスローガンとして掲げる「健康維持を目指した専門的医療」の思想に少しでもお役に立てるよう、天理で培った知識や技術をいかして頑張ります。
患者様に検査を受けて良かったと喜んでいただけるよう笑顔と親切をモットーに、日々全身どこでも要望に応えて超音波検査を行い、向上心をもって務めてまいります。

受付

佐々木 千恵

ホスピタリティーあふれるクリニックの一員を目指し努力して参ります。
ご不明な点などございましたら、お気軽に受付へご相談下さい。

看護師

末永 頼子

[ 所属学会・資格 ]
  • 日本糖尿病医療学学会
  • 日本糖尿病療養指導士
  • 糖尿病教育・看護学会

糖尿病や高血圧、甲状腺疾患は永く付き合っていく疾患です。時には向き合うことが難しいこともあるかもしれません。そんな時に気軽に相談していただけるパートナーのような、楽しい時は共に喜び、辛い時は共に悲しむことが出来るような看護師でありたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

受付・管理栄養士

池田 香里

[ 所属学会・資格 ]
  • 日本臨床栄養代謝学会
  • 日本病態栄養学会
  • 日本糖尿病療養指導士
  • 栄養サポートチーム(NST)専門療法士

美味しく食べられる幸せを語り合いながら、健康的に過ごすための食生活について一緒に考えていきたいです。

受付

福井 眞由美

患者様の気持ちに寄りそい信頼していただける様に心がけています。

受付

白石 晴香

ご来院いただいた方に安心していただけるよう、丁寧で温かい対応とお待たせしないよう、スピーディーな対応ができるように心がけています。

臨床検査技師

柳田 祐子

迅速かつ正確な検査を心がけ、患者さまひとりひとりが安全・安心な医療を受けられるようお手伝いいたします。検査内容や、検査結果のことでご不明なときには、いつでもお声がけください。

受付

吉川 知佳

明るく丁寧な対応を心がけています。来院時、困りごとやお手伝いが必要な時は、お声がけください。

看護師

長嶋 愛美

[ 資格 ]
  • 日本糖尿病療養指導士

私は看護師という仕事が大好きです。ましたに内科では新しい治療を積極的に取り入れられていて患者さんの病状も改善していっている様子を見る事ができ、より一層この仕事が好きだと思えるようになりました。私も少しでも今日来てよかったなぁと思っていただける関わりが出来るよう日々励んでいきたいです。日々勉強中のわたくしです。よろしくお願いいたします。

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ましたに内科クリニック Clinic Information

診療時間
09:00~13:00
14:00~16:00
16:00~19:00

☆1型糖尿病、甲状腺疾患(完全予約枠)

休診日木曜、土曜午後、日曜、祝日

0745-21-0266

〒635-0015
奈良県大和高田市幸町3-18 トナリエ大和高田3階

近鉄大阪線「大和高田」駅より徒歩約1分
JR万葉まほろば線(桜井線)・和歌山線
「高田」駅より徒歩約3分
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